ストレスは、身体に様々な影響を与えます。

特にダイエットに取り組む女性にとっては、ストレスが大きな敵となります。
エネルギーを消費しにくくなること、
筋肉の減少や睡眠の質の低下、
ホルモンバランスの乱れ、
運動意欲の低下、
「なんだかやる気が起きない」「痩せたいんだけど、ついつい食べ過ぎてしまう」
・・・などということにも繋がります。
ダイエットを成功させたい女性にとって、ストレスを解消すること、ストレスとどう付き合っていくかはダイエット成功のキーポイントになってきます。
「ストレスが女性のダイエットの成功を阻害する7つの理由」と、
「ストレス対策しながらダイエットを成功させる方法3選」を解説していきます。
【ストレスが女性のダイエットの成功を阻害する7つの理由】
1.ストレスが代謝を低下させる

ストレスが長期化すると、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌され過ぎてしまう影響で、成長ホルモンの働きを阻害し、基礎代謝を低下させ、エネルギー効率が悪く脂肪が燃えにくい体質になります。
またコルチゾールが過剰になると、通常よりも大量のインスリンが分泌されます。
大量に分泌されたインスリンは余ったエネルギーを脂肪として溜め込む働きもあるため、食事で摂取したエネルギーが脂肪になりやすくなります。
2.ストレスが食欲を増進させる

ストレスを感じると、脳内に「ストレスホルモン」と呼ばれる物質が分泌されます。
この物質が食欲を増進させ、過食を引き起こす原因となり、甘いものや脂っこいものなど、カロリーの高い食べ物を強く食べたくなります。
そしてさらに食べ過ぎてしまったことへの罪悪感や、体重増加などからますますストレスを感じ、さらに食べ過ぎてしまう、ということにも繋がりやすくなってしまいます。
3.ストレスが血流を悪化させる

過度なストレスによって血流が悪化すると、脂肪が付きやすくなります。
私達は過度なストレスや慢性的なストレスにさらされていると、交感神経のはたらきで血管が強く収縮され、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、全身に必要な栄養や酸素を届けられなくなり、内臓や筋肉の働きにも影響し、体内で生成される熱も減ります。
その結果、冷え性や肩こり腰痛、そして脂肪が燃えにくく、太りやすい体質となってしまします。
4. ストレスが筋肉を減少させる

長期に及び強いストレスを抱えていると、筋肉量が減少するということが研究でわかっています。
これは、ストレスによって「ストレスホルモン」と呼ばれる「コルチゾール」が過剰に分泌されるために起こる影響です。
筋肉量が減少していくことは、代謝が落ちることにも繋がり、痩せにくい身体になっていってしまいます。
5. ストレスが睡眠の質を低下させる

ストレスが増加すると、睡眠の質を低下させます。ストレスの影響で自律神経が乱れ、身体は疲れていて眠りたいのに、なんだか眠れない、夜中に目が覚めてしまう、ということに繋がります。
自律神経のうち、「交感神経」はおもに日中に活発に活動していると優位となり、緊張やストレスの多い状況にも活発化します。
また「副交感神経」はリラックスした状態へ誘導し、身体の休息や修復、消化を促します。
これらの自律神経が乱れることにより、睡眠が浅くなります。
睡眠が浅くなると、食欲を抑制する働きをしてくれる「レプチン」は低下し、食欲を増進させるホルモンである「グレリン」は増加してしまい、結果的に必要以上に食べ過ぎてしまうということに繋がります。
6.ストレスがホルモンバランスを崩す

ストレスは、ホルモンバランスに大きな影響を与えます。
女性ホルモンであるエストロゲンは代謝アップや精神状態の安定化、肌の潤いやツヤを守るといった、嬉しい働きをしてくれますが、
過度なストレスを受け続けると、エストロゲンの分泌が減少し、骨密度の低下や肌荒れ、代謝の低下などの問題にも繋がります。
そのため、女性がダイエットを成功させることはもちろん、健康的な生活を送るためには、ストレスを軽減することが非常に重要です。
7.ストレスが運動意欲を低下させる

慢性的なストレスにより自律神経が乱れ、緊張状態も持続し、疲労感や倦怠感、疲れやすく「なんだかやる気が出ない」といった状態になることによって、運動意欲が低下してしまうことに繋がります。
またをストレスにより免疫力の低下をもたらすことにより、体調を崩しやすく、体調の回復にも時間がかかりやすくなることにより、継続的に運動を続けることを阻害することにも繋がります。
以上、ストレスが女性のダイエットの成功を阻害する理由を解説させて頂きました。
では、次はストレス対策をしながらダイエットを成功させる方法を解説させて頂きます。
ストレス対策しながらダイエットを成功させる方法3選

ストレスがダイエットに与える影響を出来るだけ避けたいと思っても、日常生活を過ごしながらストレスを完全になくすことは難しいため、
「ストレス対策」をしながらダイエットを成功させることが重要です。
「ストレス対策をしながらダイエットを成功させる方法3選」について解説していきます。
1.運動を取り入れる

有酸素運動はダイエット成功に欠かせない「脂肪燃焼効果」だけではなく、実はストレス物質である「コルチゾール」をコントロールすることにとても大きな影響を与えます。
継続的に運動を続けていくことで、日常でストレスを抱えている時でも、コルチゾールの分泌量はわずかしか上がらなくなります。
要するに、有酸素運動をすることで気分がスッキリするだけではなく、有酸素運動を継続的に行っていくことで、「ストレスへの抵抗力」も日に日に上がっていきます。
また、筋肉がストレス物質を取り除く働きをする代謝物を分泌する研究もあり、無酸素運動である筋力トレーニングによって筋肉量を増やすことで、
ダイエットに必要な「代謝アップ」に繋がるだけではなく、ストレス処理に効果があるということも研究で明らかになっています。
有酸素運動と無酸素運動をバランス良く取り入れることは、ボディメイクとしてだけではなく、ストレス対策としても非常に有効です。
2.睡眠の質を見直す

睡眠は心身の健康に大きな影響を与えます。
いわゆる「眠りが浅い」睡眠の質が低い状態や、寝不足が続くとしっかりと脳の疲れをとり、記憶の整理をすることができず、ストレスの影響もより強く受けやすくなってしまいます。
「睡眠時間」を確保することももちろん大切ですが、中々すぐにスケジュールを変えて睡眠時間を長くすることが難しい方もいると思います。
そんな方でも「睡眠の質」はすぐに見直し改善することができます。
簡単に実行できておすすめの睡眠の質をより良くする方法は、寝る前のスマホ操作をやめることです。画面の光を浴びることで、脳が日光を浴びたように勘違いして覚醒してしまいます。
そうなると睡眠は浅くなり、朝起きた時に「なんだか疲れが取れない。」という状態に陥りやすくなります。。
また、寝る8時間前までにコーヒーなどのカフェイン摂取を控えることもオススメです。カフェインが体内から半分排出するのに約8時間かかります。なので夕方以降のカフェイン摂取は、睡眠の質の妨げになる可能性があることを大いに考えられます
を一定にすることや、寝室の環境を整えることが効果的です。また、寝る前にはスマホやパソコンなどの電子機器を使わないようにしましょう。
3.生理周期がダイエットに与える影響を理解しておく
女性の場合、生理周期がダイエットに与える影響を知り、生理周期を考慮したダイエット計画を立てないと、身体的にも強いストレスをかけてしまうだけではなく、思うようにダイエット計画が進まないことによるストレスも感じてしまうことになります。
生理前には妊娠の準備のためのホルモンとも言えるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増えます。プロゲステロンが多く分泌される生理前は、心身ともに不調になりがちです。この時期は、排卵を合図に妊娠を維持しやすい状態に身体を整えようとして、栄養や水分を身体にたくわえようとします。そのため、太りやすい、むくみやすい時期でもあり、ダイエットには不向きな時期となります。
腸のはたらきを鈍らせる性質も持っているため、生理前は便秘になりやすくなるので、体重は増えることもあります。
なので生理前から生理中の時期は、女性の身体の仕組み上、体重を落とすことは望まず、体重維持を目標としたり、体調良く過ごすことを優先して、トレーニングや食事管理は厳しくし過ぎず、柔軟に変更していきましょう。
生理後は、エストロゲン(卵胞ホルモン)が多く分泌され、この時期には体調も安定しやすく、むくみも取れ、ダイエットに適している時期と言えます。
生理周期を把握し、できるだけ心身にストレスをかけないダイエットプランを立てましょう。

まとめ
ストレスがどれだけ女性のダイエットに影響し、成功を阻害するのかという解説と、ダイエット時にも効果的なストレス対策3選をご紹介させて頂きました。
ダイエット時に理想的なのは、ダイエットのために行う運動やトレーニングそのものが楽しく、気持ち良く、そして継続して行えることです。どれだけダイエットに効果的と呼ばれるトレーニングでも、楽しめないのであれば継続して行うことは難しくなります。また、楽しめない運動やトレーニングを行っていると、ダイエットの成果が停滞している時に、運動やトレーニングを行う意欲も湧かなくなってしまいます。
様々なコンセプトのジムやトレーナーが提供するトレーニングを体験して、ご自身が楽しめる運動、トレーニングを検討してみてください。
その際には、ぜひボクシングも一度体験してみてくださいね。

ストレス発散、ダイエットに最適であり、誰にでもすぐに楽しさを実感して頂けるので、運動に自信のない女性、今までトレーニングが中々続かなかった女性にこそ、オススメです。
この記事が参考になれば幸いです!
お読み頂きありがとうございました!