女性専用GOKIGENボクシングジム会長の清水です。
「一度はボクシングをやってみたい!」と思われている女性も
このブログを読んで下さっていると思います。
ミットやサンドバッグ目がけて思い切りパンチを打ち込むのは超気持ち良い!
だけではなく、実際にボクシングをやることで、どんなメリットがあるのか、
そしてどんなデメリットがあるのかも解説していきます。
女性がボクシングを行うこと5つのメリット
1.メリハリある引き締まったボディメイクができる
2.ストレス抵抗が強くなる
3.短時間で効果あり、継続しやすい
4.集中力が上がる
5.運動が苦手な方でも始めやすい
女性がボクシングを行うことでの3つのデメリット
1.怪我のリスク
2.女性が少ない
3.疲れる
それでは解説していきます。
女性がボクシングを行うこと5つのメリット
メリット①メリハリある引き締まったボディメイクができる
結論:ボクシングはメリハリのある引き締まった身体づくりには最適です。
ボクシングは、有酸素運動と無酸素運動を合わせた運動、トレーニングとなります。
なので筋肉を残しつつ、体脂肪を落としていくことが可能です。
「有酸素運動」と「無酸素運動」について、それぞれ簡単にご説明します。
有酸素運動
有酸素運動とは、簡単に言うと「長時間継続して行える運動」のことです。
ウォーキング、ジョギング、ランニング、サイクリング、水泳などが
有酸素運動となります。
体脂肪は低強度の活動時に優先的にエネルギーとして活用されるので、
有酸素運動は体脂肪を落とすためにとても有効な運動です。
無酸素運動
無酸素運動とは、「短時間に強い力を発揮する運動」のことです。
短距離走やウェイトトレーニングが無酸素運動となります。
無酸素運動によって、筋力、筋肉量を向上させることができるので、
結果として見た目も引き締まったメリハリのある身体になっていきます。
また、基礎代謝も向上するので、「痩せやすい身体」にもなっていきます。
有酸素運動と無酸素運動、それぞれにメリットがありますが、
ボクシングは有酸素運動と無酸素運動の要素がある運動、トレーニングであり、
その両方のメリットを受けることができます。
なので、ボクシングはメリハリのある引き締まった身体作りに
最適ということが言えます。
実際にボクシングでダイエット、ボディメイクに成功された方の例は
こちらのブログをご覧ください。
メリット②ストレス抵抗が強くなる
結論:継続的にボクシングを行うと、ストレスへの抵抗力が強くなります。
ストレスが慢性的に、強く作用し続けると、
私たちの心身に様々な影響を及ぼします。
[ストレスの影響]
①心理面:気分が落ち着かない。なんとなくいつも不安。
寝付きが悪く、寝ている途中で何度も目が覚めてしまう。寝ても疲れが取れない。
ちょっとした他人の態度や言動がすごき気になる。
②身体面:頭痛、高血圧、高血糖、皮膚炎、下痢、便秘
③行動面:お酒の量が自分でコントロールできず、様々な問題を起こしてしまう。
度を超える範囲で買い物続けてしまい、不要なものまで購入してしまう。
ストレスマネジメントは現代を生きていくにあたり必要不可欠と言っても
過言ではありません。
ボクシングには「ストレス抵抗力」を高める効果があり、
ストレスマネジメントにも効果を発揮します。
一度ボクシングをしてみるだけでも気分はかなりスッキリしますが、
定期的にボクシングを続けていると、
ストレスを抱えた時に体内で分泌されるストレス物質である
コルチゾールの分泌量が徐々に減っていきます。
(最新の研究知見から、有酸素運動、無酸素運動、両方を取り入れることが
ストレスマネジメントへは効果的と言うことが言われています。)
つまり、ストレスへの抵抗力が増して、
様々な困難な状況に心を荒立てずに対処できるようになっていきます。
食欲調整にも効果あり
ストレスへの抵抗力が高まっていくと、食欲のコントロールもやりやすくなります。
過度なストレスにより、ストレスホルモンと言われる
「コルチゾール」の分泌量が高いと
食欲を抑える働きをする「セロトニン」が減少し、
食欲を抑える働きが弱くなるため食欲が増してしまいます。
その結果、自分の意志とは関係なく、我慢できないほどに
「甘い物(高カロリーなもの)」が食べたくなってしまうことへも繋がります。
なので、定期的にボクシングを続け、ストレスへの抵抗力を高めることは、
食欲調整にも効果が期待できます。
さらに、過度なストレスによりコルチゾールが増えすぎると、
基礎代謝が低下し、脂肪が落ちにくくなり、
お腹周りに脂肪が付きやすくなるといったことにもなりやすくなるので、
ボクシングでストレス抵抗力を高めることは、
ダイエットやボディメイクを行う上でもとても重要です。
メリット③短時間で効果あり、継続しやすい
結論:ボクシングは短時間で行える全身運動で、忙しい方でも継続して行えます。
ボクシングは、1時間のトレーニングで739kcalの消費ができます。
※「体重55kg」でエネルギー消費量の計算をした場合です。
この運動量はゆっくりジョギングをやゆっくり水泳を同じ時間した場合の
およそ2倍以上のエネルギー消費となり、
ボクシングは短時間で大量のエネルギー消費をすることが可能といえます。
運動内容 | 運動強度(mets) |
家色々な家事を同時にこなす | 3、5 |
ゆっくり水泳 | 5、8 |
ゆっくりランニング | 6、0 |
自転車 | 6、8 |
エアロビックダンス | 7、3 |
ボクシング | 12、8 |
※「国立健康・栄養研究所」改訂版 『身体活動のメッツ(METs)表』より抜粋
他の一般的な運動と「ボクシング」を比べても、高い数値を出しています。
なので、たとえば「たった30分」といった短時間でも、
高いトレーニング効果を期待できます。
また、「ボクシング」のような強度の高い運動の後には、
「アフターバーン効果」という運動後もエネルギー消費量が増える状態が続き、
運動後の脂肪燃焼にも効果が期待できます。
以上のように、短時間で全身のトレーニング効果があり、
運動中はもちろん、運動後も含め大量のエネルギー消費をできるボクシングは、
忙しい方にも最適ということが言え、継続して行いやすい運動です。
メリット④集中力が上がる
結論:ボクシングを行うことで、日常での「集中力」が上がります。
集中力が衰える理由は様々ありますが、ボクシングをすることで
脳の機能が変わり、脳本来のメカニズムが活性化することで、
集中力が高まります。
ウォーキングなどの軽い運動を行うことでも「集中力」を上げるには
効果がありますが、ウォーキングよりはランニングというように、
負荷をよりかければさらにドーパミンやノルアドレナリンといった、
「集中物質」が多く分泌されることがわかっているので、
「集中力」を上げるために、ボクシングを継続的に行うことは非常に有効です。
メリット⑤運動が苦手な方でも始めやすい
結論:ボクシングは運動が苦手な方でもすぐに始められます。
「ボクシング」は中々やる機会がなかった方も多く、
ボクシングが「初体験」の方もほとんどと思いますが、
実は運動が苦手に感じている方でもすぐに始まられる運動、トレーニングです。
特に「ミット打ち」は、トレーナーが構えるミットに対してパンチを打ち込む
という、シンプルな動きで、基本の構えとパンチの打ち方を教われば、
誰でもすぐにパンチを打ち込むことができます。(超爽快です!)
実際に私達が運営している女性専用ボクシングジムにお越しになる方の
ほとんどの方が、ボクシング初心者ですし、運動自体があまり好きじゃない、
運動に苦手意識があるといった方も多くお越しになりますが、
楽しみながらどんどん上達されていきます。
私たちのジムのインスタには、実際にミット打ちの様子を載せていますので、
ぜひご覧ください♪
この投稿をInstagramで見る
その人それぞれの身体の状態、運動能力に合わせて行えるボクシング、
ミット打ちは、誰でもすぐに始めることが出来て、運動初心者の方、
運動に苦手意識のある方にこそオススメです。
以上、女性がボクシングを行うメリットについて解説させていただきました。
それでは次に、女性がボクシングを行うデメリットについて
解説していきたいと思います。
女性がボクシングを行うことでの3つのデメリット
デメリット①怪我のリスク
結論:正しいフォームで行わないと、怪我のリスクがあります。
ランニングマシンで走る、マシンを使ってウェイトトレーニングを行う、
といった単純動作な運動に比べ、ボクシングで行う運動は、
複雑な運動になります。
例えば、パンチを打つ動作の時に、いわゆる「ねこパンチ」のように
手の平側で打ち込んでしまうと、手首や指を痛める恐れがあります。
また、上達すればするほど、様々な動きが可能になっていくので、
トレーナーに指導を受けながら正しいフォームで行っていくことが
怪我をせずに楽しくボクシングを行っていくには重要となります。
デメリット②女性が少ない
結論:ボクシングジムによっては女性が少ないです。
フィットネスとしてボクシングを行う女性の人口は年々増加傾向にあるとは
言われていますが、それでもジムによっては通っている割合の多くが
男性中心という場合もあります。
「男性に混ざってトレーニングするのは気が引ける・・・。」
といった方は女性専用のレッスンクラスを用意しているジムや
女性専用のジムを体験してみるのがオススメです。
デメリット③疲労感が強い時もある
結論:ボクシングは強度の高いトレーニングであるため、強い疲労感を感じることもあります。
ボクシングは、ウォーキングなどの低強度の運動に比べて運動強度が高く、
筋肉痛になることや、疲労を強く感じることもあります。
「とにかくラクをして身体を変えたい」と考えている方にとっては、
少し強度が高過ぎる運動かもしれません。
以上をデメリットとして挙げました。
積極的にダイエットやボディメイクを行いたい、運動機能、運動能力を
上げていきたいと考えている方にはボクシングは自信を持ってオススメ
できますが、「ちょっと運動できればそれで良い」と思っている方には、
少し強度が高過ぎる運動かもしれません。
また、どの運動やトレーニングにも共通して言えることですが、
適切なフォーム、その人それぞれの目的や目標にあったフォームや
トレーニングプログラムで行わないと、
怪我だけではなく、偏った筋肉のつき方をしてしまい、
望んでいた体型から遠のいていくリスクもゼロではありません。
しっかりとトレーナーの指導を受け、ボクシングを行うことが重要です。
まとめ
女性がボクシングをやるメリット、デメリットを
それぞれ解説させて頂きました。
女性のダイエットやボディメイクにはもちろん効果がありますし、
脳やメンタル面への素晴らしいメリットがあるボクシングは
本当にオススメです。
今まで運動やジム通いが続かなかった方でも、
「ボクシングなら続いている」という方が実際に多くいらっしゃいます。
ぜひ一度、ボクシングをお試し下さい。
本日もお読みくださりありがとうございました。
※本記事は著書「運動脳」を参考書籍として利用しています。著書の中では「運動」、「筋力トレーニングと有酸素運動の両方をうまく取り入れるべきだろう」と紹介されていますが、本記事では運動の内容を有酸素運動と無酸素運動、どちらの効果もあると言われる「ボクシング」をお勧めしています。